スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | - | - |
<< Madsと私の生活習慣の違い | main | Lucasが産まれた日のこと >>

HAPPY BIRTHDAY LUCAS !!

9月4日土曜日、Lucasは晴れて1歳の誕生日を迎えた。当の本人は別として、1週間ほど前から周りではかなり盛り上がっており、誕生日の話題で持ちきりだった。「プレゼントには何が欲しい?」と本人に聞いたところで、返答はないので、みんな私や夫に聞いてくる。私は自分がもらえるかのようにウキウキして、何が欲しいか考えたりした。そして夜中のオムツ交換の後に当日のことを考え始めるとなぜか興奮してしまい、眠れない夜が続いた。招待する人、パーティーグッズ、食事などについて考えた。そういった具合で、夜は眠れぬ日が続き、昼は品物購入でスーパーを駈けずりまわり、めまぐるしい1週間であった。デンマークのスーパーは、品物によっては、同じメーカーの物でも各スーパーによって、かなり値段が異なったりするので、満足した価格で、満足した物を得るには、何軒もはしごしなければならない。1年間この地で主婦をしているので、「あのスーパーはこれは安いけれど、これは高い」などということがだいたい把握できているのだ。

 デンマークの誕生日には、国旗が欠かせない。もちろん、本物のような、布製の大きい旗を掲げる人もいるであろうが、大抵の場合は、いくつもの小さな紙製の国旗を、部屋に飾りつけたり、屋外で行う場合は、芝生の上に立てたりする。今回私たちは、我が家で行ったので、リビングルーム一面に(まるで商店街のように)国旗を飾り、1階のエントランスと、5階の我が家の入り口にも、旗を立てた。その他に、いくつもの風船と、紙に英語とデンマーク語と日本語で、「誕生日おめでとう」と書いた物を壁に貼り付けた。模造紙を購入したかったのだが、限られた時間の中では見つけることができず、小さな白紙のノートをつなげて作るその作業は、大変なものであった。

 そして、デンマークの誕生日では、1番身近な存在の人から、誕生日の朝、目覚めてすぐにプレゼントを渡されることが伝統らしい。昨年の私の誕生日の朝、夫は私にプレゼントを用意してくれていた。中を開けてみると、それは確か10クローネショップ(日本で言う100円ショップの類)で見かけたことのある物であった。当時の私は妊婦であり、暇さえあれば散歩や買い物に出かけていたのですぐにわかった。しかし、夫は大変満足気な顔をしており、その顔を見たら、とても「これは10クローネショップで買ったでしょ?」と言える気持ちにはなれず、素直に喜ぶことにした。実際、当時の私たちは究極にお金が無く(現在も決してあるとは言えない状況であるが・・・)、余分なものなどを購入する余裕など全くなかったのであるが、それでもプレゼントを用意してくれた夫の気持ち、普段かばんや荷物を持たずに夫は仕事に出かけ、帰宅時には大抵私は玄関まで出迎えに行くのに、夫がプレゼントらしき物を持っていたことに全く気付かなかったので、私に気付かないような努力をしてくれたのであろうということなどを考慮すると、嬉しさの方が大きかった。夫の株を上げるために、もう少し昨年の私の誕生日について書こう。朝、プレゼントをくれた後、いつもの如く夫は仕事に出かけた。日中夫から電話があり、「せっかく誕生日だから夜はレストランにでも行こう。だからそのつもりで準備しておいて」と言っていた。私は予算の心配などをしつつも、「やったー!」と思い、お腹の中にいるLucasに話しかけたりしながら、夫の帰宅を待つことにした。そして、またもや電話が鳴り、出てみると、夫の友人からであった。彼は「Madsいる?」と言っている。平日の昼に夫が家にいるわけがないということを知っているはずなのに、どうして家に電話をかけてきたのだろうと思い、尋ねてみた。すると彼は、「いやー、仕事場に電話してみたら、今日はOFFだって言ってたから、家にいると思ったんだよ」と言っていた。とにかく不在であることを伝え、その後の私は「夫は朝から夕方まで何をしているのだろう?もしや浮気・・・?しかも妻の誕生日に・・・?」などということが頭を駆け巡ったが、「・・・いやいや、もしかしたら、朝の10クローネは前置きのようなもので、何かすごいものを探してまわっているのかもしれない!」と思い直し、あえて夫の携帯に電話をかけて何をしているのかを確認することは控えることにした。そしていつもどおりの時刻に夫は帰宅し、特にプレゼントらしい物を持っている様子はなかったので、「今日、どこに行ってたの?」と尋ねてみた。夫は眼球を左右にチラチラ動かしながら、「会社だよ」と言った。これは明らかに嘘をついている顔である。そして「それより仕度はできてる?レストランの予約の時間に間に合わないから、タクシー呼ぶよ」と話をそらした。タクシーに乗り込み、着いた先はレストランでも何でもなく、大きな公園の入り口であった。「この公園を通り抜けたところにレストランがあるから、ここからは歩いて行こう。」これも明らかに嘘をついた顔で夫は言っていた。そしてしばらく公園内を歩いていると、遠くに数人の人が敷物を敷いて座っており、こちらに向かって、手を振っていた。そしてその敷物の周りを囲むように、デンマークの国旗が立っていた。そう、家族や友人たちが、ごちそうを用意して待っていてくれたのだ。私は大人になってからは、自分の誕生日にわざわざ友人や家族を呼んだりして大きなパーティーなどを開く習慣がなかったので、自分のためにこれだけの人が集まり、ごちそうやプレゼントをもらうことに、申し訳ない気持ちと、恥ずかしさが少しだけあったが、とても嬉しい日であった。夫はこのために1日かけて、準備をしてくれていたのである。これが私の、初デンマーク誕生日である。

 話をLucasの誕生日に戻そう。デンマークでは誕生日の日が晴れの日だと、その一年「良い子」だった、という言い伝えがあるらしい。この日もとてもいいお天気であった。いつも通り、Lucasは朝6時に起き、私に連れられてリビングルームに来ると、いつもと室内が違うことに一目散に気付き、一つ一つの旗や、風船などを見ながら、「オー、オー!」と歓声を上げていた。いつもこのような表現で、私たちの期待に応えてくれるのがLucasである。その次にやってくるLucasの欲望は、「あれらに触りたい」である。彼はいつも何かに触りたい時などは「あっあっ」と言いながらターゲットの方に手を掲げ、時には身を乗り出す(私に抱かれている時)。しかし、今Lucasが触って壊れたりしたら人々が来る前に直す時間はないと思い、他の事に気を向けることで精一杯であった。
 
 そして正午になり、人々は大きなプレゼントを抱えてやってきた。計大人10人と、以前このブログにも登場したLucasのライバル?アニ−シャともう一人、Lucasより2ヶ月年下のLucasの親友?タイスである。タイスのお父さんと夫は親友であり、彼は私たちの3ヶ月後に結婚し、Lucasが産まれた2ヶ月後にタイスが産まれた。アニ−シャもタイスもLucasもほぼ同じ年であり、まだ一緒に楽しく遊ぶことができる年齢に達していないので、時々、おもちゃを取り上げたり、「はい、どうぞ」というように渡しあったりする光景は見られたが、それ以外はめいめい遊んでいた。一つのおもちゃを見つけると、その前にもう一人誰かが座っていようがいまいが、お構いなしでハイハイしながらまたいでいったり、何に関してもお構いなしなところが、子供のすごいところであると思う。少し大人になったら、それは一生できないことなのだから。

 今回は幼い子供たちが来るので、食事は一緒の時間にゆっくり取れないことが予測されたため、バイキング形式で、好きな時に好きなだけ食べることができるようにした。メニューは、ほうれん草とベーコンのキッシュ、タイ風焼きビーフン、ベトナム風生春巻き、ベトナム風鶏ささみサラダ、アスパラのスモークサーモン巻き、煮卵、鶏レバーときのこのサラダ、イカリング(冷凍食品)、バジル(自家製)とモッツァレラチーズのサラダ、アボカドとエビのヨーグルト和えである。タイスのお父さんはコックさんであり、彼らが私たちを食事に招待してくれることはしばしばあるのだが、私たちが招待をするのは初めてであったため、私のプレッシャーはかなり大きかった。この中で意外と好評だったのが、煮卵である。デンマークでは、ゆで卵に色が付いたものを食べる習慣がないらしく、以前夫や義母に初めて出した時も驚いており、「おいしい」と言って食べてくれた。今回もそのコックさんであるタイスのお父さんが「この卵はどこで買ったのか?」と聞いてきて、「普通の卵だよ」というと「今度作り方を教えてくれ」と言ってきた。私の料理の腕はそれほどでもないので、日本人に和食を出すことに対しては大きなプレッシャーがあるのだが、外国人にはすすんで和食を出す。なぜなら、彼らは本当の和食を知らないので、少しくらい間違った分量でも、そういうものだと思って、喜んで食べてくれるからである。

 今回アニ−シャの家族(パキスタン人)も初めての招待客であり、イスラム教の人に食事を出すのも、これが初めてであった。イスラム教の人々は豚肉を一切食べない。しかし、私は何も考えずにメニューを考えたため、ビーフンにも豚肉を入れてしまったし、キッシュの中のベーコンも豚肉である。彼らは食べる前に、一つ一つの料理に何が入っているか、丹念に聞き、豚肉入りの物は食べなかった。今回は腹に貯まりそうな物に豚肉を入れてしまったため、彼らはつまみ程度のものしか口にすることはできなかった。次回はそういったことも考慮に入れなければならないことを学んだ。

 とにもかくにもパーティーは無事に進み、Lucasは一度にたくさんのプレゼントをもらう経験は初めてだったので、その日は一日中、「フーフー」と息を荒立てながら、鼻水もたらたらと垂らしながら(少し風邪ぎみであったため)、興奮しておもちゃたちと戯れていた。そして翌日は発熱してしまった。しかし、Lucasにとっても、私たちにとってもとても良い日であったことは間違いない。
| 育児 | 19:08 | comments(2) | trackbacks(1) | - | - |

スポンサーサイト

| - | 19:08 | - | - | - | - |
Comment
Lucasお誕生日おめでとう!
そっかぁ、あんなに小さかった(ご対面した時は新生児だったわね…)Lucasがもう1歳なんてね…。S織叔母さんは、感慨深いものがあります。
S織叔母さんのことは覚えているかしら(ってワケないか)
?また来年会いに行くから楽しみに待っててね〜/(*^^*)/
2004/09/08 4:37 PM, from s
S織叔母さん、ありがとう!S織叔母さんがお風呂入れてくれたの、覚えてるよ。そしてS織叔母さんとM香ちゃんが僕を連れて家に帰ってきたとき、仕事から早く帰って来たパパのことを泥棒だと思って、見つからないようにそーっと再び家から出ようとした時のことも。またいつか大きくなった僕に会いに来てね。
2004/09/08 5:46 PM, from Lucas









Trackback
url: http://lucas0904.jugem.jp/trackback/9
国旗に寄せる思い(デンマーク人と日本人)
デンマーク人ほど国旗に誇りを抱いている国民はなく、日本人ほど国旗を愛さない国民はいないのではないだろうか。 デンマークでは一家に一本、必ず(と言ってしまってもよいほど)庭に国旗を掲揚するポールがある。どんな日でも、どこか近くで国旗が掲揚されていない
2004/11/23 9:23 AM, from Blog by Kazu

06
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Profile
PR
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM